元エンツオ・フェラーリのデザインナーでKEN KIYOYUKI OKUYAMAの奥山清行氏の講演会が本日ありました。

元SONY会長の出井伸之社長が代表を務められるクオンタムリープ㈱の講演会が7時からあり、色々な絡みもあって60名の枠に参加出来ました。

奥山さんはその世界では超有名な方で、車業界ではデザイナーとしてGMやポルシェで実績を積みながらイタリアピニンファリーナ社デザインディレクターとなられました。

世界で349台生産されたエンツオ・フェラーリは販売当時7500万円、現在では1億3500万すると言ってましたが、この車にまつわる有名な話も出ました。

良くテレビなどでエンツオ・フェラーリのデザイン承認をフェラーリ会長から得る際の駄目だしから15分でデザイン画の書き直しを行ったと取り上げられますが、今日の話で本当のところの話もきけました。
要は自分で100%満足出来ていなかった部分があり、別のプランのラフは用意されていたようです。

しかし、駄目だしされた状況から15分でデザインを修正したのは事実のようです。

奥山さんの本日の講演は「デザインの未来、日本の未来」と題した講演で、車関係の今後のデザインにおける方向性はもとより、将来的な自動車環境を引き合いに出しながらガソリン消費の限界と電動化に関する事なども話していただきました。

ポイントとして日本の工業デザインにおける世界との違いなど非常に語り口調も穏やかでありながら、先進的な分析を披露いただきました。

車の未来が電気自動車であろうことは皆さん想像されていると思いますが、車を含めたライフデザインにこそ工業デザイナーとしての巧みさを感じます。

産油量もある程度限界があることが分かっていますし、確かに現在の生活スタイルが大きく変わることは間違いない中、日本が世界に向けてどのようなライフデザインを出すか。アジア圏の中国などに追い抜かれる部分と、独自の規格などを打ち出すことで世界をリード出来る国であることを願いたい。

何気なく暮らす自分に未来を考えさせてくれる奥山さんのお話でした。

参加されていた皆さんと名刺交換などもさせていただき、奥山さんにも挨拶させていただきました。